Rêve d’encre by José Corti, photo by Kenji Takahashi
「言語と形象」をテーマにした[Air Language program]は、平出隆の構想による書物論的詩学の方法を通じて、芸術、哲学、科学にわたる共通言語=零度の言語を追求する実践的研究です。各テーマにおいて、多摩美術大学の芸術人類学研究所、同大学図書館、同アートアーカイヴセンターの活動と連携しているものがあります。
閲覧は、広く一般のネット利用者に可能な部分と登録+ログインが必要な部分とに分かれます。また、収納資料の多様な性質によって、閲覧の権限がコンテンツのパートごとに、また段階的に制限されています。この場合の権限は4段階(S:閲覧会員、C:寄稿会員、A:執筆会員、E:編集会員)に分かれますが、研究申請をすることによって上位の閲覧が一時的に可能になることがあります(2020年12月1日より)。
研究組織[Air Language program]のサイトは、[ARCHIVES]と[FRAGMENTS]との2つの層から成ります。[ARCHIVES]では展示や論考や映像や講演を、動かせない「原典」として定位させます。[FRAGMENTS]では、「原典」から「断章」を取り出して新たな思考や作品へ転位させようとします。[ARCHIVES]と[FRAGMENTS] の2つの層は、それぞれ相互に対応する5つの形式(展示=示す exhibit/論考=書く write/映像=映す image/討議=話す talk/+虚 Φ)に分類されています。
2つの層にわたる5つの形式の構成は、「言語と美術」展(DIC川村記念美術館、2018-2019年)で青木淳によって設計された「真ん中を空洞にして循環する4つの房室=4a+i 」の構造を、思考のサーキットへ転位させようとするものです。
青木淳によるスケッチ